あんがい女性にマラソンは向いているという説がありますね。
若い人にはピンとこない話かもしれませんが、私が若い頃は、マラソンは男性だけの競技でした。
たぶん1万メートル走などの競技は元々男女両方にあったのではと思いますが、女子マラソンがオリンピックの正式競技になったのは、私などの感覚で言うと、比較的最近の話です(今度ちゃんと調べてみようと思いますが)。長く女性には向かないとされていたのは、体力的
なことであったり、あとは、女性に月経のリズムがあることなどが影響してではないかと思うのですが、違うかなあ。
ホノルルでも、女性もたくさん参加していましたが、男女比という事で言ったら、明らかに男性のほうが多かったと思いますし、市民ランナーの母数で言ってもたぶん男性のほうが多いでしょう。
私だって、20代、30代の頃だったら、まず考えられなかったし、マラソンて、特に若い世代で言うと、やってみようと思う人、思わない人、特に女性でははっきりと分かれるのではないかと思うんですよね。私はその一因はやはり月経にあるのではないか、と思うわけ。
つまり何を言いたいか、というと、私がマラソンをやってみる気になり、また練習も続けられたのは、まさに更年期になって、ホルモンリズムがフラットになってきたからではないか、と思うんですよね。誤解を怖れずに言えば、月経があればその前後の時期も含め、月の半分強は気分がどうしても不安定になりますが、閉経してしぱらく経てば実に安定しますから、トレーニングの計画なども立てやすいし、実は女性にとっては仕事もしやすくなる時期といえるんじゃないでしょうか。何かとネガティブにとらえられることの多い更年期ですが、とらえ方次第じゃないか、と思うわけです。逆に、若い女性でも、走ることによって心身の不安定さが改善されることはあるかも、とは思いますが、それは私には身を持って検証することは出来ないこと。もっとも、漢方医学的に言うと、女性の心身の不調は瘀血(おけつ)という状態が招くとされ、からだ、特に下半身のうっ血などとリンクしているわけですから、走りという刺激によって改善される可能性もあるのかもしれません。興味がある人はぜひトライしてみるといいとは思います。
もっとも、若い世代とは違い50代はさらに女性の生き方も多様になる時期かもしれません。親や伴侶の介護に時間、人生を費やしている人も多いことを考えると、何をノンキなことを、と叱られてしまうかもしれません。ご自分の更年期症状が死ぬほどつらい、という人もいらっしゃることも、承知しています。でも、人は誰しも、自分が持っている条件の中でよりよく生きるっきゃないわけで、次に自分が迎える世代は60代、と思うと、何もなしえてない、という焦燥感はあるものの、走っていると、そういう憂さを忘れるなあ、と思うわけ。
村上春樹氏は走ることについて先日本を出し、『これは健康法についての本ではない』と、当たり前すぎることを前書きに書いていたけれど、氏にも、「走ることが僕の健康法」という自覚はおありだと思います。後書きにもちゃんと『こうして運動を続けているのは「小説をしっかり書くために身体能力を整え、向上させる」ということが第一目的』と書いているしね。彼が走ることについて書いているあれこれは、結局ちょっとは「自分も走ってみようかな」と思わせるに足るものだし、私もまた、「1回限り」のつもりでフルを走る前に読んだあと、さっきパラパラとめくっていたら、ますます走る気にさせられてしまっています。彼は、走ることを勧める本ではない、と書いているけれど、結果的に勧められてる気分になる本ではあるかもね(笑)。
そんなこんなを考えれば、更年期の女性に走ることは向いていると思います、と私が言ってもね、いいんじゃないかと思う次第。
たぶん1万メートル走などの競技は元々男女両方にあったのではと思いますが、女子マラソンがオリンピックの正式競技になったのは、私などの感覚で言うと、比較的最近の話です(今度ちゃんと調べてみようと思いますが)。長く女性には向かないとされていたのは、体力的
なことであったり、あとは、女性に月経のリズムがあることなどが影響してではないかと思うのですが、違うかなあ。
ホノルルでも、女性もたくさん参加していましたが、男女比という事で言ったら、明らかに男性のほうが多かったと思いますし、市民ランナーの母数で言ってもたぶん男性のほうが多いでしょう。
私だって、20代、30代の頃だったら、まず考えられなかったし、マラソンて、特に若い世代で言うと、やってみようと思う人、思わない人、特に女性でははっきりと分かれるのではないかと思うんですよね。私はその一因はやはり月経にあるのではないか、と思うわけ。
つまり何を言いたいか、というと、私がマラソンをやってみる気になり、また練習も続けられたのは、まさに更年期になって、ホルモンリズムがフラットになってきたからではないか、と思うんですよね。誤解を怖れずに言えば、月経があればその前後の時期も含め、月の半分強は気分がどうしても不安定になりますが、閉経してしぱらく経てば実に安定しますから、トレーニングの計画なども立てやすいし、実は女性にとっては仕事もしやすくなる時期といえるんじゃないでしょうか。何かとネガティブにとらえられることの多い更年期ですが、とらえ方次第じゃないか、と思うわけです。逆に、若い女性でも、走ることによって心身の不安定さが改善されることはあるかも、とは思いますが、それは私には身を持って検証することは出来ないこと。もっとも、漢方医学的に言うと、女性の心身の不調は瘀血(おけつ)という状態が招くとされ、からだ、特に下半身のうっ血などとリンクしているわけですから、走りという刺激によって改善される可能性もあるのかもしれません。興味がある人はぜひトライしてみるといいとは思います。
もっとも、若い世代とは違い50代はさらに女性の生き方も多様になる時期かもしれません。親や伴侶の介護に時間、人生を費やしている人も多いことを考えると、何をノンキなことを、と叱られてしまうかもしれません。ご自分の更年期症状が死ぬほどつらい、という人もいらっしゃることも、承知しています。でも、人は誰しも、自分が持っている条件の中でよりよく生きるっきゃないわけで、次に自分が迎える世代は60代、と思うと、何もなしえてない、という焦燥感はあるものの、走っていると、そういう憂さを忘れるなあ、と思うわけ。
村上春樹氏は走ることについて先日本を出し、『これは健康法についての本ではない』と、当たり前すぎることを前書きに書いていたけれど、氏にも、「走ることが僕の健康法」という自覚はおありだと思います。後書きにもちゃんと『こうして運動を続けているのは「小説をしっかり書くために身体能力を整え、向上させる」ということが第一目的』と書いているしね。彼が走ることについて書いているあれこれは、結局ちょっとは「自分も走ってみようかな」と思わせるに足るものだし、私もまた、「1回限り」のつもりでフルを走る前に読んだあと、さっきパラパラとめくっていたら、ますます走る気にさせられてしまっています。彼は、走ることを勧める本ではない、と書いているけれど、結果的に勧められてる気分になる本ではあるかもね(笑)。
そんなこんなを考えれば、更年期の女性に走ることは向いていると思います、と私が言ってもね、いいんじゃないかと思う次第。
by yuuko_watanabe3
| 2007-12-22 09:10
| マラソン/ダイエット
わたなべゆうこです。blog名を「女は51から」より変更しました。
by yuuko_watanabe3
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