皮膚炎が良くなってきて考えたこと
本題に到達するために、まだ幾つかのエピソードを紹介する必要がありますが、その前に、読んでくださってる方に起きるかもしれない、当然の疑問があるだろうと思います。
治癒してきたのが歯科治療のゆえだというのは、何で判断できるのか、ということ。
当然ですが、歯科医からは、これで皮膚炎がよくなるかは約束はできません、ただその可能性はあります、とは言われました。
治療前も、途中も、終了する際にも、皮膚炎の状態を聞かれたり、まして診察します、と言われたことも一切ありません。歯科医ですから当然といえば当然ですが、じゃ、なぜ私という患者に対して、詰め物の変更を行なうことが妥当な治療なのか、なぜその根拠を示さずに治療に臨んでいるのか、説明なしにそれを行なう妥当性がどこにあるのか。それはそれで、まか不思議ではあります。
あまり理屈っぽくなりすぎても意味がありませんが、変ですよね。私は皮膚の改善が願いで歯科にかかっているのだから。そこをスルーして行なわれる歯科治療って、本来はおかしいんじゃないかなあ。
まあ、それはさておき。歯科の治療は4回にわけて行なわれました。上下・それぞれ左右の計4カ所です。だいたい1週間に1度くらいのペースでした。驚くべきことに、そのつど翌日くらいには効果が現れました。それも、ほぼ均等な治り具合で。赤みが薄れ、かゆみが減っていきました。露骨なぐらいに。その歯科を紹介してくれた同僚(元・歯科助手)も、はっきりと現れた効果に、驚いていたほどです。そうそう、費用は実は1万くらいですんでしまいました。最初の見立てでは「1カ所だけ自費診療になる」と言われていたのですが、詰め物をとり去ってみたら保険範囲で対応してもらえたのです。
・・・というわけで、治癒してきたのが歯科治療のゆえだというのは間違いないことなのです。
でも、私の思いは、治ってきたにもかかわらず案外複雑です。だって、そりゃそうです。治療にかけた時間、費用、苦痛。どれも不本意ですもの。
それと。歯科にかかる前、皮膚科の主治医にこれを黙ってやることはよろしくないんじゃないか、報告ないしは相談しておかなければ、と思ったのです、私は。実は案外、体制派というほどではないにせよ、相手をたてなければいけない、という考えは一応あるのですよ。人並みに、大人ですから。
で、薬が切れかけての受診の際、医師に言いました。しかし、ここからが、実は私が一番おかしい、おかしいと思い続けていることなのです。
横浜で私にパッチテストを提案し、皮膚炎の最初の原因を作った医師ですら、「歯の詰め物を入れ替えると、実は改善するかもしない」と言ったくらいですから、まさかその医師が私にストップをかけようとしてくるとは想像もしてなかったのですが、「そういうことをしたいなら、歯科と皮膚科の連携があるような総合病院で、医師の判断で行う必要がある」と言ったんですよ、その方。「はあ、そうですか。素人考えだけでやってはダメですか」と言って、さも諦めたふりをしてその医院をあとにしたのですが、どう考えても、腑に落ちませんでした。
だって、私はうまくいかないかもしれないリスクを承知の上で「歯」の治療をしたい、と言ってるわけですよ。そんなの、私の判断でしちゃいけない理由なんて、どこにも見当たらないじゃありませんか。しかも、保険診療でできるなら、とわざわざ伝えましたし、実際に結果を見れば、その狙いはまさにドンピシャだったわけです。
ここからは私の憶測になりますが、皮膚科の医師は、私が今回良好な結果を得ることはおそらく予測がついていたんじゃないでしょうか。だからこそ、皮膚科医師の「正当な判断」の元で行わせたかったんじゃないか。そのように感じました。
患者の勝手な行動により、皮膚科で治らなかったものが歯科で治った、となると、どんな訴えや抗議を起こされるやら、とか、単純に「メンツまるつぶれになる」と考えたのかもしれないな、とも感じました。それを、医師の判断での治療で、というシナリオにすれば、ご自分の立場は保全できるわけです。
そんなこんなをつらつら考えていたら、そもそも医療ライターだった私が、そして「医療に騙されるな」と警鐘を鳴らしている近藤誠さんのシンパだった私がこんなレベルで医療にふりまわされていたなんて、と少々情けなくなりました。
あー、こんなことしちゃいられない、子宮筋腫と言われて医療に振り回され続けた自分が一冊の本(「子宮筋腫・女のからだの常識」)にまとめて、世間に一石を投じたように、何かアクションを起こさねば! 今回私は那覇市内で近藤さんの著書をテキストに、その「一石」を投じる気になったわけですが、その背景には、実はこんなエピソードがあったわけなのです(この項、さらに続きを書きます)。
治癒してきたのが歯科治療のゆえだというのは、何で判断できるのか、ということ。
当然ですが、歯科医からは、これで皮膚炎がよくなるかは約束はできません、ただその可能性はあります、とは言われました。
治療前も、途中も、終了する際にも、皮膚炎の状態を聞かれたり、まして診察します、と言われたことも一切ありません。歯科医ですから当然といえば当然ですが、じゃ、なぜ私という患者に対して、詰め物の変更を行なうことが妥当な治療なのか、なぜその根拠を示さずに治療に臨んでいるのか、説明なしにそれを行なう妥当性がどこにあるのか。それはそれで、まか不思議ではあります。
あまり理屈っぽくなりすぎても意味がありませんが、変ですよね。私は皮膚の改善が願いで歯科にかかっているのだから。そこをスルーして行なわれる歯科治療って、本来はおかしいんじゃないかなあ。
まあ、それはさておき。歯科の治療は4回にわけて行なわれました。上下・それぞれ左右の計4カ所です。だいたい1週間に1度くらいのペースでした。驚くべきことに、そのつど翌日くらいには効果が現れました。それも、ほぼ均等な治り具合で。赤みが薄れ、かゆみが減っていきました。露骨なぐらいに。その歯科を紹介してくれた同僚(元・歯科助手)も、はっきりと現れた効果に、驚いていたほどです。そうそう、費用は実は1万くらいですんでしまいました。最初の見立てでは「1カ所だけ自費診療になる」と言われていたのですが、詰め物をとり去ってみたら保険範囲で対応してもらえたのです。
・・・というわけで、治癒してきたのが歯科治療のゆえだというのは間違いないことなのです。
でも、私の思いは、治ってきたにもかかわらず案外複雑です。だって、そりゃそうです。治療にかけた時間、費用、苦痛。どれも不本意ですもの。
それと。歯科にかかる前、皮膚科の主治医にこれを黙ってやることはよろしくないんじゃないか、報告ないしは相談しておかなければ、と思ったのです、私は。実は案外、体制派というほどではないにせよ、相手をたてなければいけない、という考えは一応あるのですよ。人並みに、大人ですから。
で、薬が切れかけての受診の際、医師に言いました。しかし、ここからが、実は私が一番おかしい、おかしいと思い続けていることなのです。
横浜で私にパッチテストを提案し、皮膚炎の最初の原因を作った医師ですら、「歯の詰め物を入れ替えると、実は改善するかもしない」と言ったくらいですから、まさかその医師が私にストップをかけようとしてくるとは想像もしてなかったのですが、「そういうことをしたいなら、歯科と皮膚科の連携があるような総合病院で、医師の判断で行う必要がある」と言ったんですよ、その方。「はあ、そうですか。素人考えだけでやってはダメですか」と言って、さも諦めたふりをしてその医院をあとにしたのですが、どう考えても、腑に落ちませんでした。
だって、私はうまくいかないかもしれないリスクを承知の上で「歯」の治療をしたい、と言ってるわけですよ。そんなの、私の判断でしちゃいけない理由なんて、どこにも見当たらないじゃありませんか。しかも、保険診療でできるなら、とわざわざ伝えましたし、実際に結果を見れば、その狙いはまさにドンピシャだったわけです。
ここからは私の憶測になりますが、皮膚科の医師は、私が今回良好な結果を得ることはおそらく予測がついていたんじゃないでしょうか。だからこそ、皮膚科医師の「正当な判断」の元で行わせたかったんじゃないか。そのように感じました。
患者の勝手な行動により、皮膚科で治らなかったものが歯科で治った、となると、どんな訴えや抗議を起こされるやら、とか、単純に「メンツまるつぶれになる」と考えたのかもしれないな、とも感じました。それを、医師の判断での治療で、というシナリオにすれば、ご自分の立場は保全できるわけです。
そんなこんなをつらつら考えていたら、そもそも医療ライターだった私が、そして「医療に騙されるな」と警鐘を鳴らしている近藤誠さんのシンパだった私がこんなレベルで医療にふりまわされていたなんて、と少々情けなくなりました。
あー、こんなことしちゃいられない、子宮筋腫と言われて医療に振り回され続けた自分が一冊の本(「子宮筋腫・女のからだの常識」)にまとめて、世間に一石を投じたように、何かアクションを起こさねば! 今回私は那覇市内で近藤さんの著書をテキストに、その「一石」を投じる気になったわけですが、その背景には、実はこんなエピソードがあったわけなのです(この項、さらに続きを書きます)。
by yuuko_watanabe3
| 2013-11-16 13:59
| my沖縄ライフ
わたなべゆうこです。blog名を「女は51から」より変更しました。
by yuuko_watanabe3
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