日常の中の非日常
前にもチラリと書きましたが、私はシンクロニシティーの多い人間なのかも、と思います。
偶然とは思えない偶然に遭遇することが少なくないんですね。ネガティブな事柄が明らかに偶然に起きたとしても、偶然というより必然のような気がして仕方ない気持ちになります。ものごとを楽天的に考える性質とリンクしてるような気もします。
今日も何となく不思議な偶然と遭遇しました。
オットが出かける時間近くになって「水菜を買いに行こうと思っていたのに時間がなくなった」と言うので、「あとで私が買ってくる」と言ったのですが、「いつも買ってる店がいいから、一緒に行って持って帰って」と言うのです。私、そしてオットの行動パターンにはなかなかない展開です。特に時間の決まった予定もなかったので、「いいよ~」と二人で松原商店街へ。オットと別れたあと、読みかけの小説を少し読み進めたかったのと軽く昼食をとりたかったので、コーヒーを飲めるパンやさん「ベルベ」へ。2章分だけ読み、そのあといつもならまっすぐうちへ帰ったところですが、ふと古本屋で何か物色しようと、滅多に通らない脇道へ。そこに、のちに90歳とわかった高齢の男性が倒れていたのです。と言っても動かなかったのではなく買い物用のキャリーにつかまって懸命に起き上がろうとしていたところでした。へたに声をかけて失礼になってもいけないと思いほんの少し佇んでいたら、もう一人通りすがった30代くらいの男性が、「起きられる?」「けがしてるけど、大丈夫?」と声をかけ、「起きられない」との返事。見たらマスクが血に染まっています。30代男性、なかなか適切な問いかけで、「誰か呼んだらきてくれる人はいるの?」「家族は?」と聞いています。一人暮らしだとわかりました。で、30彼、すばやく携帯電話で救急車を呼びました。私はそぼふる雨でぬれないように、と高齢男性に傘をさしかけ、事態が落ち着くところまでつきあうことにしました。
こういうとき、救急要請を受けるほうって、とりあえずイタズラじゃないんだろうね、ということにかなり神経を遣うみたいですね。彼の応答ぶりから、場所や当事者の状況について何度も繰り返し同じことを聞かれている様子がうかがえます。私が見ても高齢男性のケガは重篤とまではいえませんが、もしこれがもっと深刻な状況だったらどうしてくれるのよ、という感じ。でも、先方が念押しして確かめたいのも、わかります。彼も同じ気持ちだったでしょう。辛抱強く答えていました。でも、名前を聞かれて彼がカツゼツよく言ってるのに、向こうは何度も聞き返してきて、彼もさすがに少しイラッとした様子。私も一緒に、ハラハラ。「ね、私も一緒についてるって言ったら?」と助けぶね。彼も、「わかった」という顔をして、「もう一人女性の人がついてくれてます」と報告。やっと「これから向かう」ということで電話が知れました。
彼はそこから目と鼻の先の店の人だということで、「僕、店に行ってティッシュをとってきます」と、なかなかの好青年。すぐに彼はティッシュの箱を抱えて戻ってきました。その頃にはどこをどう切ったのかマスクからにじんでいた出血はさらにひどくなっていましたし、そもそも起き上がれないと言っていたので、ケガの程度は重篤ではなかったと思いますが、しばらくして救急車が到着したときには、ホッとしました。
私は6-7年前に、やはり同じような年頃の男性が転倒したところに遭遇したことがありました。今日は私は転倒した瞬間は居合わせなかったのですが、そのときは、前を歩いていたその人が頭から倒れた瞬間を目にしたのです。その男性が頭を強打した「ゴン!」というにぶい音は今でも忘れられません。男性は、今日の人とは違い身動き一つしなかったのですが、そのときは時間もなく携帯電話などもたまたま持ってなかったので、近くの店の前で掃除をしていた女性にわけを話してその場を立ち去ってしまいました。でもその店員さん、迷惑そうな困った顔をしていたのですよ。まあ何て冷たい人、とそのときは思いましたが、今思えば自分が目撃したわけではないのに「お願いします」と言われて当惑したのも、無理もないなあと思います。そのことを思い出すにつけ、私も何かサポートすべきだったなあ、と常々思っていたので、今回も私はオロオロしてただけですが、その場に最後までいてあげられただけでもよかったかも、と思います。
それにしても、その日の予定になかった行動をした上に、ふと思いつきで入った脇道での出来事に、何か不思議な思いがしたのでした。
偶然とは思えない偶然に遭遇することが少なくないんですね。ネガティブな事柄が明らかに偶然に起きたとしても、偶然というより必然のような気がして仕方ない気持ちになります。ものごとを楽天的に考える性質とリンクしてるような気もします。
今日も何となく不思議な偶然と遭遇しました。
オットが出かける時間近くになって「水菜を買いに行こうと思っていたのに時間がなくなった」と言うので、「あとで私が買ってくる」と言ったのですが、「いつも買ってる店がいいから、一緒に行って持って帰って」と言うのです。私、そしてオットの行動パターンにはなかなかない展開です。特に時間の決まった予定もなかったので、「いいよ~」と二人で松原商店街へ。オットと別れたあと、読みかけの小説を少し読み進めたかったのと軽く昼食をとりたかったので、コーヒーを飲めるパンやさん「ベルベ」へ。2章分だけ読み、そのあといつもならまっすぐうちへ帰ったところですが、ふと古本屋で何か物色しようと、滅多に通らない脇道へ。そこに、のちに90歳とわかった高齢の男性が倒れていたのです。と言っても動かなかったのではなく買い物用のキャリーにつかまって懸命に起き上がろうとしていたところでした。へたに声をかけて失礼になってもいけないと思いほんの少し佇んでいたら、もう一人通りすがった30代くらいの男性が、「起きられる?」「けがしてるけど、大丈夫?」と声をかけ、「起きられない」との返事。見たらマスクが血に染まっています。30代男性、なかなか適切な問いかけで、「誰か呼んだらきてくれる人はいるの?」「家族は?」と聞いています。一人暮らしだとわかりました。で、30彼、すばやく携帯電話で救急車を呼びました。私はそぼふる雨でぬれないように、と高齢男性に傘をさしかけ、事態が落ち着くところまでつきあうことにしました。
こういうとき、救急要請を受けるほうって、とりあえずイタズラじゃないんだろうね、ということにかなり神経を遣うみたいですね。彼の応答ぶりから、場所や当事者の状況について何度も繰り返し同じことを聞かれている様子がうかがえます。私が見ても高齢男性のケガは重篤とまではいえませんが、もしこれがもっと深刻な状況だったらどうしてくれるのよ、という感じ。でも、先方が念押しして確かめたいのも、わかります。彼も同じ気持ちだったでしょう。辛抱強く答えていました。でも、名前を聞かれて彼がカツゼツよく言ってるのに、向こうは何度も聞き返してきて、彼もさすがに少しイラッとした様子。私も一緒に、ハラハラ。「ね、私も一緒についてるって言ったら?」と助けぶね。彼も、「わかった」という顔をして、「もう一人女性の人がついてくれてます」と報告。やっと「これから向かう」ということで電話が知れました。
彼はそこから目と鼻の先の店の人だということで、「僕、店に行ってティッシュをとってきます」と、なかなかの好青年。すぐに彼はティッシュの箱を抱えて戻ってきました。その頃にはどこをどう切ったのかマスクからにじんでいた出血はさらにひどくなっていましたし、そもそも起き上がれないと言っていたので、ケガの程度は重篤ではなかったと思いますが、しばらくして救急車が到着したときには、ホッとしました。
私は6-7年前に、やはり同じような年頃の男性が転倒したところに遭遇したことがありました。今日は私は転倒した瞬間は居合わせなかったのですが、そのときは、前を歩いていたその人が頭から倒れた瞬間を目にしたのです。その男性が頭を強打した「ゴン!」というにぶい音は今でも忘れられません。男性は、今日の人とは違い身動き一つしなかったのですが、そのときは時間もなく携帯電話などもたまたま持ってなかったので、近くの店の前で掃除をしていた女性にわけを話してその場を立ち去ってしまいました。でもその店員さん、迷惑そうな困った顔をしていたのですよ。まあ何て冷たい人、とそのときは思いましたが、今思えば自分が目撃したわけではないのに「お願いします」と言われて当惑したのも、無理もないなあと思います。そのことを思い出すにつけ、私も何かサポートすべきだったなあ、と常々思っていたので、今回も私はオロオロしてただけですが、その場に最後までいてあげられただけでもよかったかも、と思います。
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by yuuko_watanabe3
| 2012-05-25 22:33
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